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中国ショートドラマが日本に進出 ②なぜ「職場立て直し」系が人気?

中国網日本語版  |  2024-04-24

中国ショートドラマが日本に進出 ②なぜ「職場立て直し」系が人気?。

タグ:中国ショートドラマ 日本に進出

発信時間:2024-04-24 16:07:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国のショートドラマの海外進出において、中日協力には次の2本の道筋がある。まずは、中国のショートドラマを日本語に翻訳し、大量の翻訳によりドラマのラインナップを充実させ、ユーザーを集める。次に、中国の人気の題材に基づき、日本のショートドラマを制作する。

 日本のショートドラマについては、「大富豪の跡取りが身分を隠しバイト」といった職場のストーリーが最近人気で、中国の「職場立て直し」系のショートドラマと似たセールスポイントで、日本の視聴者の間で好評を博している。日本企業の多くが伝統的な年功序列制度を導入しており、従業員の収入はその勤務歴によって決まる。この厳しい上下の秩序は若者が発展するチャンスとその自主性を抑え、個人の自由を求める現代社会の時代的特徴に背いている。伝統と現実の間の数々の矛盾。このような日本のショートドラマは「職場の歪み」を表現する。中国のこの手のショートドラマが示す現実への関心は、日本の若者の間でより大きな共鳴を生む。日本ひいては東アジアの新世代の人々はこのようなショートドラマの制作・視聴・議論を通じ、自身が直面している複雑な職場環境や職場のストレスへの疑問を表現する。

 本当に規模と影響力を拡大したければ、中国のショートドラマの海外進出は翻訳路線だけを歩み続けることはできず、「現地化」が必然的な発展方向になる。中国企業が日本に提供する「視聴者を引き付けて離さないストーリー」は技術面の突破だけでなく、思想レベルの共感を象徴する。アルゴリズム、文化、現実への関心の相乗効果により、この東アジア文化圏で普遍性を持つ文芸叙述の新たなモデルが日増しに成熟化し、力強く発展している。(筆者=徐仕佳・清華大学人文・社会科学高等研究所研究員補佐)

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月24日

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