第9回中日与党交流協議会が14日に北京で開かれ、中国共産党と日本の自民党、公明党の代表が出席した。新華社が伝えた。

双方は、中日与党交流協議会について「2006年の初開催以来、中日関係の発展推進に重要な政治的リーダーシップを発揮してきた」との認識を示し、6年3ヶ月ぶりの開催を歓迎した。

双方は、「大変局の中の中日関係ーー与党の使命と責任」というテーマを中心に、世界の激動と変革の中で、中日両国が国際法に基づく国際秩序を守るために担うべき重要な責任と発揮すべき役割について、率直で誠意ある意見交換を行った。

双方は、相互信頼の増進、人的・文化的交流の拡大、互恵協力の深化について踏み込んで議論し、率直に意見を交わした。

双方は、両国首脳の示した方向性に従い、中日間の4つの基本文書により確立された諸原則を堅持し、戦略的互恵関係の包括的な推進、新しい時代の要請にふさわしい建設的かつ安定的な中日関係の構築のために共に努力すること、そのために引き続き対話を強化することで一致した。

双方は、中日関係がどのような局面に直面しようとも、緊密な対話と意思疎通を継続し、政党、政界要人、若手政治家の交流を強化し、相互理解・信頼を増進し、中日関係の改善と発展、建設的かつ安定的な中日関係の構築のために政治的な基礎を固める必要性を確認した。

双方は、福島原発汚染水の海洋放出や日本産水産物の輸入などの問題について意見交換。両国政府間の合意の実行を後押しし、意思疎通や協議を加速し、各々の懸念を適切に処理することで一致した。

双方は、与党交流を通じて両国間の実務協力が成果を挙げる後押しをすることを確認。今秋に日本で第10回中日与党交流協議会を開催することで大筋合意した。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年1月15日