ボアオ・アジアフォーラム2025年年次総会が25−28日、海南省博鰲(ボアオ)鎮で開催される。テーマは「世界の変化の中で共にアジアの未来を創る」。日本国際貿易促進協会の泉川友樹理事兼事務局長はこのほど新華社の独占取材に応じた際に、「アジア諸国は自由貿易の原則を貫き、世界の供給網の安定を守り、世界に向け協力とウィンウィンの、共に発展する強い姿勢を示すべきだ」と述べた。泉川氏の発言内容は下記の通り。
各国は第二次大戦後に公平な貿易ルールの構築を促し、世界に長期的な平和と安定をもたらした。自由貿易はすべての国に利益を与えるが、保護主義は世界経済を損ねるばかりか「ブーメラン効果」を生む。
現在の世界において各国は互いに依存しており、自国だけでうまくやっていける国はない。アジア諸国は地域一体化発展を積極的に促し、世界貿易機関を中核とする多国間貿易体制を守り、各国の利益の共通項を拡大し、共同の発展を促進している。これは世界の貿易環境の改善を促す重要な措置だ。
外資は中国進出を願っている。中国への投資に合理性があるからだ。改革開放から40年以上に渡り、中国のインフラや法律・規定などの投資条件が持続的に改善されている。産業分野が多岐に渡り、サプライチェーンが整備され、原材料の調達が容易になり、物流コストが下がり、人材が豊富になった。
中国は明確なシグナルを発信し、多国間・二国間及び地域の経済協力を掘り下げ、中国―ASEAN自由貿易区3.0版高度化協定の調印を促し、「デジタル経済連携協定」と「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定」への加入を積極的に促している。これは実に正確な政策の選択で、中国の経済発展に有利なばかりか、アジアの安定と世界の貿易環境の改善にも有利だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月26日
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