外交部(外務省)の24日の定例記者会見で、郭嘉昆報道官が歴史問題に関する質問に答えた。
【記者】王毅外交部部長(外相)は訪日期間中、歴史問題における中国の立場と懸念を表明し、日本は歴史を正しく認識し、受け止めるべきであることを強調した。この問題における中国の原則的立場について、さらに説明していただけるか。
【郭報道官】王毅外交部部長が述べた通り、歴史問題は中日関係の政治的な基礎に関わり、戦争被害国の国民感情に関わる。歴史を正しく認識し、受け止めることは、日本が戦後、国際社会に復帰する上での重要な前提条件であり、周辺諸国との関係を発展させる上での政治的な基礎であり、それ以上に、日本が平和的発展の約束を遵守できるか否かを検証する重要な基準である。
今年は中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利80周年にあたる。過去の歴史を銘記するのは、憎しみを引きずるためではなく、苦労して得られた現在の平和を大切にし、より良い未来を切り開くためだ。中日間の4つの基本文書は「歴史を鑑とし、未来に向かう」という重要な政治原則を確立しており、日本も厳粛な政治的約束をしている。我々は、日本が歴史の教訓を深く汲み取り、歴史・人々・未来に対して責任を負う姿勢に基づき、侵略の歴史を美化するあらゆる行為と完全に決別し、平和的発展路線を堅持し、実際の行動によってアジア近隣諸国及び国際社会の信頼を得ることを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年3月25日
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