王毅中共中央政治局委員(外交部部長)は22日に東京で、日本の岩屋毅外相、韓国の趙兌烈外相と共に第11回中日韓外相会議に出席した。王氏は岩屋氏と同日、第6回中日ハイレベル経済対話を主宰した。23日付「朝日新聞」は社説で、「ウクライナや中東で戦争が続き、米新政権の関税政策が世界の自由貿易体制を危うくしている。国際秩序が大きく揺らぐ中で、東アジア、さらには世界が抱える数々の課題の解決に責任がある日中韓3カ国が、着実に協力を深めていく必要がある」と論じた。韓国SBSテレビは23日、「韓国の大統領弾劾を背景とし、22日に東京で開催された韓中日外相会議は3カ国の協力の持続性に原動力を提供した」と伝えた。
中国外交部の情報によると、王氏は中日韓外相会議で次のように述べた。
中日韓協力は東アジアで基礎が最も厚い、メカニズム化の程度が最も高い、発展の潜在力が最も大きい協力枠組みの一つだ。3カ国の共同の努力により、第9回中日韓首脳会議で確定された「6大重要分野」の協力が新たな一歩を踏み出した。中日韓の協力が実務的であるほどリスクに対応する3カ国の能力が高まり、発展にエンパワーメントする基礎がより堅固になり、人民の相互理解と友好の促進もより奏功することは事実によって証明されている。
3カ国は「歴史を直視し、未来を見据える」という共通認識を温め直し、協力の初心を堅持し、中日韓協力の「1+1+1は3以上」の効果の発揮を促し、3カ国、地域、世界に恵みをもたらすべきだ。まずは、経済・貿易協力を掘り下げ、「バラスト」を強める。次に、科学技術イノベーションを推進し、新たな原動力を引き出す。それから、人文交流を拡大し、民意の基礎を厚くする。さらに、共同の課題に対応し、持続可能な発展を後押しする。風が吹き雨が降るのは常態で、風雨を物ともせずが心構えだ。三国協力が着実に持続的に発展するためには、二国間関係と相互促進し好循環しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月24日
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