環境に対する遵法姿勢は徐々に形成 ただし4つの問題が存在
陳吉寧部長は、新環境保護法が実施されて2年が経つが、主に4つの問題が存在すると述べる。
第一に、制度の一部はまだ完備されておらず、個別条項もさらなる完備が必要であること。第二に、地方の党委員会政府および環境保護担当関連部門はしっかりと業務を遂行しておらず、上からの伝達圧力が弱いこと。第三に、企業の環境保護意識が依然として浸透しておらず、汚染ガスや汚染水の垂れ流しなど各種の違法行為が絶えないこと。第四に、環境保護法の執行能力が足りず、法律の実施の進展や効果に悪影響を与えていること。
3つの方法で引き続き厳格化を図る
今後の業務について同部長は、引き続き厳しい姿勢で環境法を執行するとしている。
第一に、引き続き環境保護法の実施活動を展開する。「この2年を基礎としながら、今年も引き続き環境法を実施していく。問題の重要性を伝え各方面と協力し、監督管理を強化する。違法行為には法に従い厳格に処分する。我々は今年、まだ遂行していない15件の中央環境保護観察省担当の監督任務をやり遂げなければならない」。
第二に、体制メカニズムの束縛を破り、基礎的執行力の構築を強化する。主に省以下の環境保護機関における監視監督執行の垂直管理改革を行っていく。
第三に、関連する法律法規を整備し、実施面でより強い操作性と具体性を持たせる。最後に、執行力を不断に高める。つまり取り調べを不断に行い、環境保護法違反行為を容認しない。このような強い姿勢を示し続けることにより、環境保護法を実体性のあるものにする。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月13日