北京稲香村食品舗の第一号店は、前門外観音寺に創設された。つまり現在の前門大柵欄西街東口である。清代の末年に、南京出身の郭宝生が開いた。今から100年以上前のことだ。
稲香村は店の後ろに工場を持ち、そこで様々な南方風味の商品を作り、そして売っている。現在の稲香村集団理事長の劉振英は五代目にあたる。
稲香村食品加工工場は、三度拡張され、今では12000㎡の制作所と12カ所の営業部を持ち、10系列400余種の食品を生産している。菓子、月餅、餅入り団子、ちまき、醤油漬け肉、魚の燻製、甘酒などの製品がある。中国焙烤協会は、稲香村の月餅を「中国名品月餅」と評した。国内貿易部が行ったサンプル調査によると、月餅の質が良好な全国23社の内、稲香村は一位だった。
1994年、北京稲香村食品グループが組織された。
「チャイナネット」2008年11月