4月20日、四川省雅安市蘆山県でマグニチュード(M)7.0の地震が発生した。増え続ける犠牲者の報告は人の心を突き刺すが、同時に、大災難の中から希望の光も見出された。人は、生死の瀬戸際に置かれた時こそ、さらなる人間性が輝き出すものかもしれない。以下20のエピソードは、愛とぬくもりと希望を我々に与えてくれる。
19歳男子、瓦礫に埋まった母親を救出
地震の被害が深刻だった蘆山県西江村に住む王皎雄さん(19歳男性)は、地震発生後、大声で「お母さん」と叫びながら、崩れた瓦礫を掘り起こし始めた。王さんは、シャベルや棒を使い、渾身の力を尽くし、倒壊した壁の下敷きになった母親を救いだした。