四川省雅安市蘆山県で20日発生した大地震について、中国国務院(政府)台湾事務弁公室の範麗青・報道官は24日午前の記者会見で、「台湾の同胞も我が身のことのように感じており、さまざまな方法でその気持ちを表現してくれている」と語り、「23日の時点で、台湾各界から被災地に対する台湾各界からの寄付実額と寄付予定額は計2億元(約32億1千万円)近くに達した」と明らかにした。人民日報が報じた。
範報道官のコメントを以下の通り。
「台湾の同胞は蘆山地震で大きな被害が出たことをまるで我が身のことのように感じており、さまざまな方法でその気持ちを表現してくれている。大まかな統計によると、23日の時点で、台湾各界から被災地に対する台湾各界からの寄付実額と寄付予定額は、合わせて2億元(約32億1千万円)近くに達した」
「台湾当局指導者、台湾主要政党、社会各界は続々と、被災地への関心と慰問の意を示し、災害救済への援助を申し出た。大陸部にある台湾資本企業は、被災者救済のための活動を積極的に展開し、全国台湾資本企業聯誼会、各地の台湾資本企業協会、一部の台湾資本企業・台湾商人は次々と、金銭・物品の寄付を行った。台湾関係部門、企業界、宗教界、芸能界の各人士も、先を争うように寄付した。台湾の一部神社・仏閣は、被災地のための祈祷法要を催し、自ら被災地への寄付を行った台湾の一般庶民もいた」
「国務院台湾事務弁公室は、蘆山地震の発生後、速やかに緊急対策を発動した。台湾同胞と台湾資本企業の被災状況をすぐに調査し、救援作業に全力であたるよう、四川省台湾弁公室に指示を出した。蘆山地震による台湾同胞の死傷者の発生は今のところ報告されていない。工場建物と工場設備が被害を受けたため生産をストップした台湾資本企業が1社のみと聞いている」
「台湾各界および数多くの台湾同胞が、さまざまな方法で、被災地に関心・慰問・援助の意を示して下さったことに、心から感謝する。台湾同胞の心から湧き出た同胞愛や思いやりの深さは、何よりも大切にしなければならない」。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年4月25日