ホワイトカラーは、税金を多く収めているものの、政府の多くの優待政策はホワイトカラーとは無関係なのだ。例えば、住宅政策。低所得者は一般の商品住宅を買う経済力がなくても、低所得者向け安価住宅「経済適用房」を購入したり、低価格賃貸住宅「廉租房」や中低所得者向け賃貸住宅「公租房」に入居したりできる。一方、ホワイトカラーは一般の商品住宅を購入するしかない。不動産市場では、「大金持ちか、本当にお金がない人しか手が出せない状況。ホワイトカラーはその間に挟まれている状態」なのだ。林主任は、「住宅、教育、文化、娯楽の費用がここ数年、急騰している。学生の子供や病気の親などがいるホワイトカラーの家庭の負担は非常に重い。そのため、結婚に二の足を踏むホワイトカラーが増えている」と指摘する。
さらに、「中国の内需拡大やホワイトカラーの現状という観点から見て、ホワイトカラーの收入を増加させなければならない」との見方を示した。
<ホワイトカラーの新基準>
1.月収2万元以上
2.トレーニングや運動の習慣がある
3.家は2LDK以上
4.約15万元(約238万円)の自家用車
5.固定の友達の輪
6.仕事は事務所以外でもでき、将来的に仕事の遠隔地化が可能
7.9時に出勤し夕方5時に退勤。余暇が十分にある
8.独自の楽しみ方がある
9.エコ生活を心がけている
10.こだわりのファッションブランドがある
「人民網日本語版」2013年5月3日