「日本のサラリーマン」は、日本に滞在するフランスの写真家ブルノ・カンケさんの撮影プロジェクトの一つで、東京のサラリーマンをテーマに撮った作品である。
都市部のサラリーマンの表情に焦点を当てた撮影手法と異なり、カンケさんの作品には、はっきりとした人の顔がほとんど登場しない。
カンケさんは、サラリーマンをテーマとした撮影プロジェクトの目的について、一つは東京のサラリーマンの日常生活を観察すること、もう一つは日本の大都市の姿を知ることだと話している。「ますます重視されるようになっている肖像権問題を回避するため、作品の中で顔をわざと隠し、神秘的で味わいのある雰囲気を出した」と説明した。