中国医師協会皮膚科医分会はこのほど、国民の皮膚の現状に関する調査研究報告を発表した。その結果、回答者4万人のうち、健康な皮膚の持ち主はわずか14.2%で、72.08%が皮膚に何らかのトラブルを抱えていることが判明した。人民日報が報じた。
「皮膚炎が発病した時、どのように対処するか」との質問に対し、「すぐに病院で診察を受ける」と答えた人は35.75%にとどまった。「まずは自分で薬やスキンケア用品を試してみて、効き目が無ければ病院に行く」は42.25%、「症状がそれほどひどくなく、見た目にも目立たなければ、しばらく放置して様子を見る」とした人は22%だった。
中国医師協会皮膚科医分会の副会長を務める謝紅付教授は、「皮膚病は、2千以上の種類があり、このうち日常良く見られるのは100種類ほどで、病気の種類が違えば、特徴も千差万別だ。薬やスキンケア用品をむやみやたらに使用すれば、特にそれらにホルモン成分が入っている場合は、かえって重症化する恐れがある。皮膚のトラブルに見舞われた時は、すぐに皮膚科で診療を受けた方が良い」と提言している。
「人民網日本語版」2013年6月14日