有人宇宙船「神舟10号」が宇宙に羽ばたき、ドッキング目標機「天宮1号」との「握手」に成功し、世界の異なる分野の多くの専門家から注目された。世界で初めて宇宙からの授業を行った米国の女性教師のバーバラ・モーガン氏は、「発射現場であの光景を直に目撃したかった。中国の神舟10号の任務は全世界を興奮させる。神舟10号が成功することを祈る」と語った。
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校の天文学者のマイケル・リッチ氏は、「中国がこのような成果を手にしたことをお祝いする。米国の宇宙プロジェクトも、これほどスムーズに進むと良いと思う。中国が達成しようとする科学探査目標は、すべてすぐに実現されるだろう。中国の宇宙科学技術の進歩は、人類の宇宙探査に貢献を成し遂げるはずだ」と述べた。
米海軍軍事学院の宇宙政策専門家のジョンソン・フリッツ氏は、「中国は1990年代に野心あふれる、秩序正しく発展する宇宙計画を制定した。神舟10号の任務は、同計画の一部だ。今回の任務を通じて、中国の宇宙事業関係者は実験と技術改良をし、宇宙ステーションの建設に向け邁進を続けることができる。宇宙プロジェクトは中国の世界的な威信を高めている。中国の宇宙事業は技術の他に、政治的意志により大きな成果を手にした。後者は一部の西側諸国に不足しているものだ」と指摘した。
米アリゾナ大学の天体科学部のティモシー・スウィンドル氏は、「神舟10号の任務は、今後の宇宙探査の重大目標を実現するために必要不可欠なステップであり、真の宇宙ステーション建設に向け新たな一歩を踏み出した。神舟10号の任務が順調に実施されることを信じている。我々は大きな興味を持ち、注目を続けていく」と話した。
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