提携に関する議論も
米国の憂慮する科学者連盟(UCS)中国プロジェクト担当者の顧克岡氏は、「米国議会はNASAと中国の提携を禁じているが、これが裏目に出た。政治・経済・戦略面で、これは米国にとって何の利益も生まない。実際に、これは米国の戦略的利益を損ねている可能性がある。時間の経過に伴い、米国議会がより建設的な政策を講じ、米中宇宙専門家の交流と提携を奨励することに期待する」と述べた。
顧氏は、「中国有人宇宙ステーションプロジェクトは、宇宙実験室と宇宙ステーションの二段階に分けられ実施される。これは中国の有人宇宙事業発展に対する、変わることのない慎重さと我慢強さを反映しており、中国が他国と宇宙事業で競争しておらず、有人宇宙事業・宇宙滞在に向け系統的かつ長期的に努力していることを示している」と指摘した。また米国メディアはNASAのチャールズ・ボールデン長官の発言を引用し、「ある程度の接触は、米中両国にとって有利だ」と伝えた。
欧州宇宙機関の有人宇宙事業担当者のトーマス・ライト氏は先ほど、「我々は中国の宇宙ステーションを利用する可能性を模索している。まずは中国側と交換実験を実施することになる。欧州宇宙飛行士センターの一部の同僚は、中国語のレッスンを受け始めている」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月14日