4月30日にフランスのパリで開かれた、112年の歴史を持つ技術オリンピックで、米Stratasys社は一般消費者を対象とする3Dプリンタを展示した。
Stratasysはこのほど、3Dプリンタで印刷したおしゃれな女性用靴を発表した。
米国メディアが世界トップの3Dプリンタメーカーと称するStratasysはこのほど、3Dプリンタで印刷したおしゃれな女性用靴を発表し、パリのファッションウィークで注目を集めた。同社の会長、3Dプリンタのコア技術「FDM」の発明者であるスコット・クランプ氏、同社のアジア太平洋・日本地区責任者のジョナサン・ジャグロム氏が、このほどインタビューに応じた。
米業界関係者は、「オバマ大統領は、米国が3Dプリンタ技術で世界新技術革命をけん引し、米国の新たな未来を切り開くと考えている」と指摘した。中国科学院院士の盧秉恒氏は、「中国の3Dプリンタ産業の発展は、産業チェーンの未形成や産業環境の未形成など、米国との間に大きな開きがある」と述べた。また3Dプリンタのレーザーなど、一部のコア技術・部品もまた、国外に大きく依存している。
スコット氏は、中国の3D産業の未来に期待しており、中国がより大きな力を発揮し、追随者ではなくリーダーになると予想した。