6月22日にカンボジアの首都プノンペンで開催された第37回世界遺産大会で、日本の富士山が世界遺産に登録された。日本で17件目の世界遺産となる。世界遺産登録後、「富士山ブーム」が到来し、各種の富士山関連グッズは好調な売れ行きとなり、観光客の数も急増した。
写真は、富士宮市で行われた富士山の世界遺産登録を祝う「提灯行列」。
日本の「毎日新聞」は9日、富士山の登山口である静岡県富士宮市は同日、登山客が増加していることを受け、「携帯トイレ」を用意するよう呼びかけたと伝えた。
車で行けない富士山の五合目より上に設置された40カ所のトイレはいつも利用者が多く、増え続ける観光客に対して、トイレの数を増やしたり改築することは難しい。また、排泄物が富士山の生態環境を破壊する可能性もある。
富士宮市の須藤秀忠市長は、「景観上、トイレばかり作るわけにもいかない。毎年9月の登山シーズンが終わると、富士山のトイレは使えなくなるため、観光客は携帯トイレを持参して欲しい」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月11日