「真に攻略するためには創造力、想像力、製作能力、技術、文化的深みなどで蓄積が必要だ。すべては文化輸出にかかっている」と、チャイナEキャピタルの執行責任者、王冉氏が指摘する。中国の映画会社がハリウッドの企業を買収したとしても、彼らはアメリカ映画人の創作能力や物語構想力を必要とする。アメリカ映画人はあくまで自分の作品として製作するわけで、これでは自分の文化を真に輸出することにはならないのだ。
真の「世界進出」には15年は必要
「中国映画が世界で受け入れられるようになるには、おそらく15年かかる」。華人文化産業投資基金はドリームワークスと合弁で、オリエンタル・ドリームワークスを設立した。基金代表の李川氏は、提携先としてドリームワークスを選んだのは、アニメを突破口および売りにすることで、中国の文化や物語をハリウッド、ひいては全世界に向けて伝えたいと考えたからだと言う。
「ハリウッド風のストーリーテリング、技術的工程や管理、人材育成のシステムを全て中国に移植したい」と李川氏は明かす。ハリウッドの持つクリエイティビティ、工程、技術とルールを取り込んでこそ、巨人と肩を並べることができ、上質の映画を作ることができるのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月14日