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japanese.china.org.cn | 20. 07. 2013 |
3.涼むための「涼屋」
左:宮廷にある避暑のための「涼殿」
右:民間に広まった涼むための「涼屋」
唐の時代、宮廷には夏に避暑するための専用の「涼殿」があった。「涼殿」の中央には冷却用の装置が置かれており、冷水を循環させ、扇風機で冷たい風を送る仕組みだった。後に更に改良され、冷水を「涼殿」の屋根にめぐらせ、軒を伝って滴らせることで、人工的な水のカーテンを作って冷気を送り、「涼殿」内は涼しく、暑さをしのぐことができた。宋の時代になると、宮殿だけでなく、高官や貴族たちも邸宅に「涼屋」を建造し、冷水や冷風のほかにも、池や周囲を様々な花で彩ることで、涼しさを感じることができるだけでなく、リラックスしたひと時を過ごしていた。
更に明の時代になると、涼をとるためのこうした建造物は民間にも広まっていった。
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