仮にあなたが大学を卒業したばかりの新卒生で、しかも「おとめ座」生まれだったら、「ふたご座」や「うお座」のライバル達に比べ、就職内定を得るチャンスはかなり減るかもしれない。環球時報が伝えた。
新卒生の徐さんは最近、星座による雇用差別の被害を受けた一人だ。メディア報道によると、某旅行会社の求人広告を見た徐さんは、会社側が提示しているほぼ全ての条件を満たしているのに、たったひとつ「応募者の星座」の条件に合わないことを知り、非常にがっかりした。その求人広告には、「ふたご座、てんびん座、みずがめ座の人に限る」とあった。「しし座」の徐さんには、応募資格が無いことになる。
「偏見」は時として、自己矛盾を抱える。「おとめ座」と「てんびん座」の人は、好き嫌いが激しい上、他の星座の人と比べて次の職場に転職するスピードが速いという認識を持っている雇い主も一部にいる。
中国ではここ数年、西洋占星術ブームがますます高まっている。各種ウェブサイトや新聞はそれぞれ、「星占い」のコーナーを設け、週ごとの各星座別運勢やアドバイスを掲載している。
香港の某公共機関で主管として働くTerence Wangさんは、「香港の雇用主、とりわけ風水を信じている人は、求職者の生まれ年から、自分の会社との相性の良し悪しを密かにチェックしている。だが、西洋占星術を参考に雇用を決定するケースは、香港では極めて少ない」と指摘した。
「人民網日本語版」2013年7月26日