日本サッカー協会の大仁邦弥会長は7月29日、韓国のサッカーファンが東アジアカップ2013で日本に向けて政治的な横断幕を掲げたことについて、抗議文を提出し、主催側に調査を求めたと明らかにした。
韓国サッカー協会の担当者は、「争議」を強化するつもりはないと表明。
韓国男子サッカーチームは7月28日、ソウルで開催された東アジアカップ2013の最終試合で、1:2で日本チームに負けた。韓国のファンは正面の観覧席で「歴史を忘れる民族に未来はない」と書かれた横断幕を掲げた。
2人の歴史人物の肖像が印刷された巨大横断幕が同時に出現した。1人は1909年に伊藤博文を暗殺した朝鮮愛国者の安重根、もう1人は16世紀に日本の侵略を何度も阻止した朝鮮の有名な将軍の李舜臣である。
韓国メディアの報道によると、横断幕が掲げられる前、一部の日本人サポーターは第二次世界大戦時の日本の軍旗を1分から2分間振り回した。この日本軍国主義と侵略を象徴する行為が韓国のサッカーファンを怒らせたという。
その後、韓国のサッカーファンが掲げた横断幕は会場スタッフに没収された。国際サッカー連盟の規定で、サッカー選手、コーチ、観客が試合中に政治立場を示すことは禁止されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年7月30日