日本新華僑報網は21日、「日本の高齢者のお金を吸い尽くす3つの影」と題する文章を発表。以下はその主な内容である。
現在60歳を超える日本の高齢者は、かつて日本経済を大きく飛躍させた立役者であり、その多くが自らの努力で確固たる経済基盤を築いており、晩年の生活を憂慮する必要もなかったはずだ。しかし、時の流れとともに、多くの高齢者が不安を募らせている。生活の質の低下以外に、自分たちが汗水流して稼いだお金を吸い取られる恐怖を感じているのだ。
まず、労働、教育、職業訓練のいずれにも参加しない状態を指す「ニート(若者無業者)」と呼ばれる若者についてだが、日本政府が今年6月に発表した「青少年白書」によると、全国の15〜34歳のニートの数が2012年までに63万人に達しており、同年齢層の2.3%を占め、過去最多となっている。さらに、25〜29歳、30〜34歳の2つの年齢層のニートの数がそれぞれ18万人に達している。
親に依存しがちなこうした若者に関して、賃貸物件検索サイト運営会社のキャリルーノは先日、20代の成人男女550人を対象に調査を行った。その中で、両親と暮らす調査対象者のうち7割が「特別な状況(結婚、転職等)がない限り、自立はしない」と答え、すでに自立して暮らす人ですら、そのうち3割がこの考え方に賛同した。その理由は「節約のため」であった。この結果から、大部分の若者が両親に頼ることを当たり前と考えていることが分かる。