中国経済の失速で長者数減少
世界の富裕層は主に北米と欧州に集中し、この地域の富裕層の数は1万人近く増加し、総資産額は1兆5千億ドル増加した。
世界の長者番付4位と7位に位置する中国とブラジルは、経済成長の失速で長者数が減少している。
しかしUBSは、過去12ヶ月における米国と欧州の富裕層の増加速度はアジアを上回るが、今後5年間で、この速度に逆転が生じると予測している。現在の増加率を踏まえると、アジアの富裕層の数は2021年に、総資産総額は2017年にそれぞれ欧州を超えるという。
UBS富裕層向け資産運用サービスの東南アジア主管Joseph Poon氏は、アジアにおける富裕層は主に初代と二代目の企業家で、家族企業の中で活躍しているという。また、彼らが求める資産運用サービスは個人投資だけでなく、家族への遺産相続、企業拡大といった内容に及ぶという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年9月11日