ドイツ週刊誌「シュピーゲル」は9月28日、「温暖化はこの世界を根本から変える」という見出しの記事を掲載した。国連はこのほど発表した気候変動に関する報告で、人類活動は温暖化の元凶だと指摘したが、多くの人たちはこの「悲観的な報告」をそれほど重視していない。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は27日、スウェーデンで1000ページに及ぶ報告を発表し、人類活動は温暖化をもたらし、今世紀末までに世界の気温は0.3~4.8度上昇し、海面は26~82センチ上昇すると予測した。しかし、同報告はそれほど大きな反響を引き起こさなかった。ドイツの調査によると、国民の39%が温暖化を心配していない。数年前のこの割合は60%だった。IPCCの専門委員会の信頼度はここ数年下がっており、一部の営利機関は報告書に影響を与えているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月30日