収入レベル、生活レベル、就業率、市民の心理、家庭の安定性などを調査した国連世界幸福度報告で、幸福な国家10か国が選ばれている。英紙「デイリーテレグラフ」が、これらの国のすばらしさをまとめた。
第10位:オーストラリア
オーストラリアは世界最大のサンゴ礁「グレート・バリア・リーフ」があり、美しい砂浜や海岸がある。一年を通じて温暖な気候であることもあり、世界で最も人気のある観光地のひとつとなっている。今年初頭、6つの「世界最高の仕事」(観光地の近くで半年ほど過ごしながらブログを書いたりする仕事)に35万人近い人が申し込んだ。
経済系シンクタンクが行った世界居住性研究によると、犯罪レベルから衝突発生率、医療水準、審査制度水準、気候、教育に至るまで、オーストラリア第二の都市であるメルボルンが、人間が住むのに最も適した都市とされている。
第9位:アイスランド
アイスランドは北欧の島国である。所得税が比較的少ないだけでなく、無料医療保険があり、中学までの義務教育が無料となっている。同時に、イギリスの経済系シンクタンクが作った世界平和指数で、世界で最も平和な国家のひとつに選ばれている。
第8位:オーストリア
山に囲まれたこの国は人口がわずか847万人だが、音楽と芸術の舞台として知られる。IMFが今年発表したデータによると、世界で最も豊かな国家のひとつとなっている。
第7位:フィンランド
レガタム研究所の世界繁栄指数によると、フィンランドは生活レベルの最も高い国家であり、世界平和指数においても、世界で最も平和な国家のひとつになっている。
第5位:スウェーデン
OECDの調査によると、スウェーデン人の自分の生活に対する満足度は7.6であり、調査の中で最も高い数値のひとつだった。
第4位:オランダ
自由度の高い政策と美味しいビールで知られる。
第3位:スイス
世界経済フォーラムの最新レポートによると、スイスは5年連続で最も競争力のある国家となっている。その理由は、高い教育水準と市場の活力、そしてイノベーション力にある。
第2位:ノルウェー
ある調査では、ノルウェー国民の95%が、自分自身で生活を選択する自由と喜びがあると回答している。ノルウェーの一人当たりGDPは36088ポンド(人民元で約35万元)で、国民の生活満足度は世界第2位となっている。
第1位:デンマーク
人口わずか550万人のデンマークが世界で最も幸福な国家となった。これを奇妙に思う人は少ないだろう。1973年より同国は、欧州委員会による「欧州経済発展バロメーター」で1位を取り続けている。これは連合諸国民の健康と幸福を図る調査である。
今年のはじめ、国際雑誌「モノクル」が、生活レベルの高さから首都コペンハーゲンを世界で最も暮らしやすい都市に選んだ。同時に、世界で最も美味しいレストランがあることから、最も美食が食べられる都市にも選ばれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月2日