2020年東京オリンピック招致成功を受け、日本国内のコンドームメーカーが注目され始めた。五輪の選手村で大量に配布されるコンドームは開催国のメーカーが提供することが多いが、相模ゴム工業やオカモトなどの最先端技術を備える大手メーカーは果たしてどれほどの恩恵を受けるかに注目が集まる。
レコード・ジャパンのウェブサイトは9月28日、以下のように伝えた。相模ゴム工業は国内最大のコンドームメーカーで、日本や米国など70カ国・地域で販売している。そのライバルのオカモトの担当者も、2020年の東京五輪に質の高い製品を提供したいと話している。
実は、メーカーは五輪に製品を無償で提供し、出費が膨らむだけで利益はないが、国内メーカーはなぜこれほど熱を上げるのか。その効果は隠れたもので、「ブランドのグローバルな宣伝」である。
1994年のノルウェーのリレハンメル五輪で、相模ゴムは初めて選手村に製品を提供し、98年の長野五輪でも約2万個を提供し、この無償配布でブランド宣伝の基礎を築いた。