そのほか、2012年の新しい科学的発見もコンドームメーカーに衝撃を与えた。米国の研究者は、男性用ピルの開発に使用できる化学物質を発見した。このような新型の避妊薬が開発され、体に影響がなければ、選手から支持される可能性が高い。そうなれば、コンドームは完全に優位性を失い、選手村でもこのような新型の避妊薬が配布されることになるだろう。
2020年の東京五輪まであと7年だが、メーカーは、7年後にコンドームが現在のように使用されているかを心配している。日本メーカーは薄さにこだわるが、IOCはエイズ予防を第一に考慮し、薄すぎれば破れやすいと考えている。そのため、海外メーカーも東京五輪への製品提供に参戦する可能性があり、日本メーカーにとって、東京五輪招致成功は「喜び半分心配半分」と言える。東京五輪の選手村でのコンドーム配布競争はまだ始まったばかりである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年9月30日