台風23号「フィートウ」が中国東南部沿海地区に近づくと共に、中国の中央気象台は5日早朝台風警報をオレンジから赤に引き上げた。
中央気象台の発表によると、フィートウは6日夜または7日午前に浙江省中部から福建省北部の沿海地区に上陸するが、上陸後は急速に弱まっていくということである。
フィートウの影響を受け、5日、浙江省南部の沿海地区では9級から10級の大風が吹いている。6日から7日にかけて、浙江、上海、江蘇、福建、台湾なども暴風雨に見舞われるとのことである。
気象台は、国慶節の大型連休を利用してこれらの地区を訪れている観光客は天気予報に注意し、自身の安全を確保すると共に帰宅の計画を立てるよう呼びかけている。また、海上の漁船や作業船などには早急な帰港を求めている。
(中国国際放送局)