英メディアは今月21日、「メイドインチャイナ-東洋はどうやって山水画を発明したのか」と題する文章を発表した。1473年8月5日、若き画家レオナルド・ダヴィンチは“史上初”の山水画を描いた。自身の主観と感性を頼りに山々や木々を観察し描く画法はかつてないものであった。ダヴィンチは大自然の神秘に気づいたのだった。
しかし、ダヴィンチが描いた岩や木、川は、当時より数百年も昔の中国の作品と酷似している。まさか、ダヴィンチの1473年の画作は中国古典作品の模倣なのか。たとえば、李公年の「冬景山水図」、年代は1120年だ。
世界に存在するあらゆる芸術形式、芸術の美は世界各地のさまざまな生活方式から生まれたものだといわれているが、ゴンブリッチは名著『美術の物語』において、我々が理解する大部分の芸術史は欧州を機軸にしており、芸術を発展させてきたのは西洋であると述べている。