各国軍隊を悩ませる少子化 アジア防衛に影響

各国軍隊を悩ませる少子化 アジア防衛に影響。

タグ: 朝鮮半島,障害物,少子化

発信時間: 2013-10-31 14:49:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

昨年10月2日深夜、日本海沿岸に近い朝鮮半島の国境にある非軍事地域の韓国側歩哨所で、ひとりの韓国兵が、誰かが窓ガラスを叩いていることに気づいた。振り向くと、脱走した北朝鮮の兵士が立っているのに気づき驚愕した。

東西に248キロ、南北に4キロという非軍事地域に、韓国軍は約100か所の歩哨所を設けている。そこには赤外線探知機や監視カメラが設けられているが、この北朝鮮兵士を発見することができなかった。北朝鮮の侵攻を食い止めるための防御線であるはずなのに、簡単に突破されてしまったのだ。韓国メディアはこの事件を「窓ガラス叩き投降」と報じ、国内は騒然となった。

非軍事地域の荒野には数多くの障害物があるが、最終的な防御は人頼りだ。しかし全ての歩哨所のうち、韓国兵が駐留しているのは70%以下に留まる。歩哨所は30~40人が24時間体制で監視する必要がある。少子化が進む韓国では兵士数の減少が続いており、防衛の負担はますます重いものとなっている。

韓国政府の統計によると、15~64歳の労働人口は2017年に減少に転じる。総人口は2031年をピークに減少が始まる。軍隊の徴兵人口もその直接的な影響を受けることになる。韓国国防省が2005年に発表した「軍隊現代化計画」では、すでに兵士数削減計画が盛り込まれている。2006年の韓国軍は68万人だったが、現在は61万人。2020年には52万人に減少すると予測されている。

このように少子化や高齢化が、各国の国防に大きな影響を与えている。特にアジア地域が顕著だ。

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