こうした珍名は自動車分野だけではなく、日本の多くの商品名が外国人観光客を驚きと笑いの渦に巻き込んでいる。
ある管状のチョコレート菓子の名前は「結腸」と同じ発音で、「カルピス」という飲料は英語の「牛の尿」に似ている。「ポカリスエット」には「汗」や「疲労」という意味がある。
ロイターは、これはちょうど欧米人が自分の身体に漢字のタトゥーを意味を理解しないまま入れているのと同じで、日本の企業も流行性という点から英語を用いるが、そこに地域性や国際的な市場競争力が備わっているかどうかを見落としていると述べている。
グローバル・ブランド・コンサルティング会社のインターブランド・ジャパンの中村正道氏は、「日本は島国で、長期に渡り外との交流が閉ざされていた」、「さらに、国内市場で売れれば成功とされるため、彼らはグローバルな戦略を見落としている」と分析している。
しかし、外国人はこうした日本の可笑しな商品に違和感を覚えずにはいられない。アジア諸国の様々な珍英語を集めるため、“Engrish”という名のサイトや“Engrish Brog”といったブログが開設されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月27日