2013年に中国を訪れた外国人観光客数は前年比2.5%減の1億2908万人で、そのうち宿泊者数は3.5%減の5569万人だった。昨年、国内の一部の都市が入国ビザ免除などの措置をとったことが入国者数と宿泊客数減少の原因。2014年に国家観光局は外国人観光客増加に向けて、どういった対策を講じるのだろうか?この問題について、国家観光局の呉文学副局長に聞いた。
呉氏は「まず我々は事前に計画と配置を強化する」と述べ、次のように紹介した。
国家観光局は今月7日、全国観光市場工作会議を開き、インバウンド観光市場低迷の原因について踏み込んで分析、新たな年のインバウンド観光に関する業務について全面的な配置を行った。そして次に、海外での宣伝に力を入れる。国家観光局は19の海外事務所があるが、今年は中国観光の宣伝やキャンペーン活動にさらに力を入れる方針だ。活動はすでに全面的にスタートしており、この方面への投資も拡大。インバウンド観光市場の宣伝への投資の増加幅はここ数年で最も大きく、人員の投入も最大の一年となる。
第三に、インバウンド観光市場の各政策を調整し、韓国や東南アジア地域、香港・澳門(マカオ)・台湾など主な観光客資源国や地域へのインバウンド観光マーケティングを強化する。国家観光局は現在、これらの国や地域向けの政策調整を進めている。
第四に、ロシア、モンゴル、ベトナムなどとの国境における観光市場の開放、開拓に力を入れる。第五に、外国人観光客に俗受けする、中国の特色豊かな観光グッズを提供するとともに、インバウンド観光の消費コストをいろいろな方法を使って削減する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年1月19日