資料によると、悪名高い旧日本軍「731部隊」の数人の幹部は、「人体実験」の研究成果の論文を発表し、日本の某国立大学の博士号を取得していたことがわかった。韓国の「東亜日報」が22日に伝えた。
日本の滋賀医科大学の西山勝男名誉教授は2012年に『社会医学研究』誌に「731部隊関係者等の京都大学における医学博士の学位の授与過程」との論文を発表した。それによると、1927年から1960年にかけて、731部隊の主要幹部の少なくとも23人が人体実験に関する論文で博士号を取得した。西山勝男教授は論文発表前に大量の資料を参照し、上述の事実は京都大学や国立国会図書館が所蔵する資料で確認することができる。西山教授によると、731部隊の幹部が発表した論文は当時の文部科学省からも認められた。
また、731部隊の幹部が発表した論文のテーマは「生菌乾燥保存の研究」や「疫病菌保存の研究」など、多くが「細菌戦」と関係している。中には、731部隊在役中の研究報告を直接学位論文にする幹部もいた。中国侵略日本陸軍の中将、731部隊創設者の石井四郎は京都大学医学部を卒業したという。