ネットで人気の司会者が司会 2014年のネット春晩
おなじみの「春節聯歓晩会」(略して「春晩」)に対し、ネットで放送される春晩は誕生以来、インターネットやメディアの特徴が色濃く出ている。2011年の第1回ネット春晩がネットユーザーとの交流という形でインターネットの特色を体現したとすれば、3年の経験を積んだ2014年のネット春晩はインターネット独自の資源をうまく活用し、その魅力と自信に満ちたものとなった。録画の現場には中国のネット業界の大物が勢揃い、全国100サイトで同時にオンエア、全国のサイトで人気の司会者が司会を務めるなど2014年のネット春晩はインターネット業界の一大イベントとなっている。
業界の「大物」が勢揃い
2014年のネット春晩の録画現場には、各界のスターや芸能人のほか、人民網の廖玒総裁、新華網の田舒斌総裁、中国インターネット違法・不良情報通報センター主任で中国網執行総裁の李家明氏、スマートフォンメーカー「小米科技」の雷軍董事長、セキュリティソフト最大手「奇虎360」の周鴻禕董事長ら、インターネット業界の「大物」が勢揃いする。この情報が伝わるや、ネット上では「何だ、彼らが本当のオペレーターだったのか」という声まで聞かれた。
これらの「大物」が同時にネット業界の会合に集まるというなら何も不思議ではないが、同時にバラエティショーに集うのだから、普段はみられない光景となる。「ネット春晩」は、中国のインターネット業界の力を集結し、同業界の態度と価値観を代表する一大イベントとなっている。