(6)爆竹に関する困惑
「爆竹の音で前の年に別れを告げる」。爆竹は中国の伝統的な風習で、前の年に別れを告げて新しい年を迎え、幸せを祈り災いを避けるという願いが込められている。しかし今年、特に春節前は広範囲で長時間、スモッグに覆われる日が続き、各都市で影響が出た。大気汚染への懸念から煙の出る従来の爆竹ではなく、電子爆竹を選択する市民もいた。
賑やかな雰囲気を出す伝統的な風習と大気の汚染レベルが「爆表」状態のPM2.5。爆竹を禁止すれば、中国の伝統風習がなくなるが、時間や場所、爆竹の種類は明確に規制する必要がある。大気汚染によって、春節を花火や爆竹を鳴らして祝う風習が変わりつつある。
(7)鳥インフルエンザA(H7N9)
世界で初めて発見された新亜型ウイルスの鳥インフルエンザA(H7N9)が昨年3月末に中国国内でみつかり、春節期間中に浙江、広東、福建、湖南、江蘇などの各省で新たな感染者が確認された。そのうち福建省では感染者が14人に増え、江蘇、湖南では同ウイルス感染による死者が出た。国家衛生・生育計画委員会は、今のところ大多数の感染例はそれぞれ別々の場所で確認されており、人から人への感染は確認されていないとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年2月7日
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