タイ バンコク
1956年、この地にリゾートスタイルの施設を備えた豪華なビジネスホテル、グランドハイアットエラワンバンコクの建設が始まった。着工当時は原因不明の災難や作業員が不審な死を遂げるといった不可解な事件が続き、地元では日取りが不吉なのではという噂が流れ、工期を遅らせざるを得なくなった。作業の早期再開を願って、ホテル側はこの地に廟を建立し、インドの創造の神ブラフマー(Brahma)が祀られた。すると不審な事故は一切起きなくなり、完成後ホテルも大繁盛しているという。この不思議な出来事は瞬く間に全国に広まり、今では国内外から多くの観光客が幸運や家内安全を願ってこの廟を訪れるようになり、廟の周りでは一日おきに裸足でタイ舞踊を披露する人で賑わっている。