暴走族さん、そんなにカッコ良くないよ

暴走族さん、そんなにカッコ良くないよ。 暴走するBMWをパトカー5台とヘリコプターが追跡する。先日、まるで映画のワンシーンのような情景がアメリカで繰り広げられた…

タグ: 暴走,中国人,留学生

発信時間: 2014-03-01 09:33:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

暴走するBMWをパトカー5台とヘリコプターが追跡する。先日、まるで映画のワンシーンのような情景がアメリカで繰り広げられた。主人公は18歳の中国人留学生であった。中国中央テレビの報道によると、現地時間の20日夜8時半頃、安徽省合肥出身の留学生、周氏がロサンゼルス警察とカーチェイスを展開したと伝えた。7.5万ドルの保釈金を払ったとしても、逃走罪や危険運転致死傷罪などの重罪に問われる可能性があり、成立すれば懲役16ヶ月から3年の判決を受けることになる。

この学生は「止まらなければいけないことを知らなかった」と弁解しているが、説得力に大きく欠ける。しかも歳は若いが、昨年12月にも無免許運転で警察に拘束された前科をもっていた。遠く海の向こうでこの事件を知った両親はどんなに心苦しいことだろう。

近年、留学生が違法運転をするという例は少なくなく、パトカーで連行される際に愛車の前で「記念撮影」を行い、しかも「若いころに父親がどれだけクレージーだったか見せてやる」などとネットつぶやいて捕まることを誇らしげにする学生もいたというから驚きだ。

こうした若者の行動は当然奨励することはできないが、多くの若者が違法運転を自分の能力や格好良さをひけらかす手段としており、心理学的には反抗期における成長の焦慮であるとされている。60年代以降、違法な運転行為は欧米や日本でも流行し、「暴走族」と呼ばれる集団が生まれた。暴走は彼らの身分の標となり、大きなエンジン音とともに彼らの心のうちに潜む苦悩を発散させ、個性を見せ付ける最適の媒体となった。生活が長閑過ぎるのか、刺激が足りないのか、裕福な家庭に育った子どもが違法運転に走る場合が多く、暴走を通じて親や社会に対する反抗を表現する。どこの国の「暴走族」であれ、幼稚な自慢をするのをやめ、それが決して格好良い行為ではないということに早く気づいてもらいたいものだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月1日

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