韓国ドラマ「星から来たあなた」の人気が高まるにつれ、主人公が使う携帯無料通話・メールアプリLINEが「フライドチキンとビール」と同じくファンの注目を集め、短時間の間に中国を含め世界各地でユーザー数が激増している。
LINEは韓国のIT企業NHNの日本法人NHN Japanが提供するコミュニケーションアプリ。2011年6月から正式に市場に進出、少し遅れをとった通信応用ソフトで中国では余り知られていないものの、ユーザー数は全世界ですでに3.4億人を超えており、今年は5億人を突破する見通しとなっている。世界230カ国で利用されており、多くの国でダウンロード1位を記録、WeChatに引けを取らない規模になってきている。コミュニケーションアプリに関する統計では、中国のWeChatのユーザー数が6億人で世界1位、次いでアメリカのWhatAppが4億人となっているが、WeChatの成功の裏にはテンセントのユーザー蓄積と中国独特の市場(人口の基数が大きい)といった要素があるため、大部分の中国が耳にしたことがないLINEの成功こそ、真の成功だといえる。