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japanese.china.org.cn | 20. 03. 2014 |
ベティ・フォード夫人
1974年に「ウォーターゲート事件」が原因でニクソン大統領が辞任し、ジェラルド・R・フォードが就任、ベティもホワイトハウスに入った。「神も国民も私を見ている」との言葉通り、ファーストレディとしての勤めに励み、薬やアルコールには特に気を使った。しかし、ファーストレディ2ヶ月目の検診で乳がんが発覚、夫や子どもたちに心配させまいと、勇敢に不幸と向き合い、多くの女性が病状を言い出せなかった当時に堂々と自身の病状を告白して手術に望んだ。それによって国民の彼女に対するイメージは一気に向上した。1976年、フォードが選挙で落選するたびに、「またパパを勝ち取ったね。私も主人を勝ち取ったわ」と子どもたちに伝えて夫を励ましたという。
1978年4月1日はフォード家の転換点となった。ベティは治療を経て新しい生活をスタートさせる。そして「世界にはまだまだ多くの患者が苦しんでおり、彼らは助けを待っている」と薬物依存の治療機関、ベティ・フォード・センターを設立、1982年に開業し、自らセンター長を務めて管理した。ハリウッド女優のエリザベス・テイラーもこの施設で治療を受けており、ベティについては「親しみやすく、決して威張ることのない人」と評価している。
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