洪氏は「中国空軍の『Il-76』2機、『Y-8』1機が21日午前、海南省三亜市からマレーシアの某空軍基地へ急ぎ、関係海域での捜索救難の新たな任務へと向かった」と説明した。
20日12時から21日12時までに、中国海難捜索救助センターは商船8隻を調整してベンガル湾、インドネシアおよびオーストラリア以西海域で捜索を行い、捜索面積は1万4594平方キロメートルに及んだ。累計で11隻の商船を調整し、2万7709平方キロメートルを捜索した。また、農業部(農業省)農業局と調整してインド洋中部で操業する漁船20隻に捜索に協力させたが、これまで疑わしいものは発見されていない。
オーストラリア海事安全局によると、オーストラリア側は21日、航空機5機を派遣して2万3000平方キロメートルの海域を捜索したが、マレーシア航空機の破片と見られるものは見つかっていない。オーストラリア海事安全局は22日も引き続き各方面を調整して目標海域の捜索を行う。
オーストラリアのトラス副首相は21日、消息不明機の残骸と見られる残骸の衛星画像は16日に撮影されたものであるため、海流や風によって移動した可能性があり、捜索面積は広大になると説明。残骸は海に沈んだ可能性もあると指摘した。