消息不明となったマレーシア航空MH370便の捜索活動が15日目に入りました。各国の航空機による捜索が22日も関連する海域で行われています。捜索活動への国際的な支援は拡大しているものの、オーストラリアが発表した不明機と関連する疑いがある物体はいまだ、発見されていません。
オーストラリアのトラス副首相は22日、「現在、オーストラリア、アメリカ、ニュージーランドの航空機が関連する海域で捜索している。中国と日本の航空機は23日に到着する予定だ」と説明しました。
オーストラリア海事安全局は22日、「22日に航空機6機を不明機の残骸とみられる物体が見つかった海域に派遣した。航空機のレーダーによる捜索では結果が出ず、肉眼での捜索を強化し、範囲も2万3000平方キロから3万6000平方キロに拡大する方針だ」と発表しました。
オーストラリア在中国大使館は「中国の極地観測船『雪龍』が21日夜、パース港から、関連する海域に出発し、25日に到着する予定だ」と話しています。
「中国国際放送局日本語版」2014年3月23日