エイズは危険性の高い疾病として知られるが、エイズが人間だけでなく植物にも感染することをご存知だろうか。近日、バナナがエイズに感染し、世界中のバナナが絶滅の危機に瀕しているという驚きの報道が流れた。いわゆる“バナナエイズ”とは「黄葉ウイルス」のことで、感染すると水分や栄養分を木に送ることがきなくなり、バナナの木の中心部が萎縮し黒くなり、数週間後には倒れ、2~3年の間にバナナ園すべての木を枯らせてしまう。専門家は、“バナナエイズ”は世界の85%のバナナ生産を滅ぼし、バナナを主な食糧とする約4.1億人が餓死すると予測している。黄葉ウイルスはバナナの宿敵であり、その真菌の土壌での潜伏期間は30年以上といわれ、水滴や機器、靴底に付着した泥などでも拡散していく。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月11日