なぜ五輪日本代表選手にメダルを噛ませないのか

なぜ五輪日本代表選手にメダルを噛ませないのか。 世界の各スポーツ大会の授賞セレモニーにおいて、選手がメダルを噛んで写真撮影に臨むことが慣例となってきている。しかし、閉幕したばかりのソチ冬季五輪とパラリンピックにおいて、日本代表チームは全員このポーズを拒否…

タグ: スポーツ,授賞,メダル,日本人,選手

発信時間: 2014-04-20 08:57:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

世界の各スポーツ大会の授賞セレモニーにおいて、選手がメダルを噛んで写真撮影に臨むことが慣例となってきている。しかし、閉幕したばかりのソチ冬季五輪とパラリンピックにおいて、日本代表チームは全員このポーズを拒否。記者の要求にも「今回はだめ」と首を横に振った。日本新華僑報網が伝えた。

日本人選手はソチパラリンピックにおいて金メダル3枚を含む計6枚のメダルを獲得する活躍を見せ、その少し前のソチ冬季五輪では計8枚のメダルを獲得し、海外で開催された冬季五輪としては史上最多記録を更新した。しかしながらメダルを噛むシーンは一度も見ることはなく、日本のメディアはこの状況を「異例」と伝えた。

複合の個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁斗選手(25)は、授賞式を終えてからカメラマンにメダルを噛むよう要求されたがこれを断った。その後プレスセンターに再登場した際にも要求があったが、同選手は「今回はだめ」と苦笑を浮かべながら手を横に振った。これに対して日本オリンピック委員会(JOC)は、メダルを噛んではいけないという禁止令を出したことはなく、選手が自分たちで決めたことだと明確に発表している。

カメラマンが選手にメダルを噛むよう要求する理由について「朝日新聞」は、メダルがより顔に近づく、キスだと表情が変になる、絵になる、という3つにまとめている。ネットでよく「起源」だと例に出されているのが1988年のソウルオリンピックの男子水泳200メートル自由形で優勝したオーストラリアのダンカン・アームストロング選手の写真だが、確定はされていない。

実はソチ五輪開催前に日本のネット上ではこのポーズに関する賛否論争が繰り広げられていた。JOCの竹田恒会長の息子で作家の竹田恒泰さんが自身のツイッターで「メダルを取る可能性のある日本選手」に宛て、メダルを噛む行為をしないよう求め、「品がない上にメダルを屈辱することになる」と書いた。これに対して元陸上日本代表選手の為末大さんは、メダルを噛むポーズは写真撮影に最適で、世界で通用するポーズだと反論した。実際にソチ五輪において外国のメダル獲得選手は皆一様にメダルを噛んでおり、大会スポンサーのマクドナルドもこのポーズをテレビCMにも利用している。

 

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