米ブルームバーグ社の5月14日の報道によると、中国政府が電気自動車購入への補助金を拡大し、自動車排気ガスの削減に力を入れる中、日産自動車はこの流れに乗り自動車販売台数を増やし、市場シェアを20%に伸ばそうとしている。
電気自動車のガス排出量はゼロだが、価格が高く、航続距離が限られている。また、充電施設が不足していることから普及が進んでいない。アナリストは、2017年か18年には、中国の電気自動車販売台数は10万台に達し、楽観的な予測では40万台に達するとの見方を示した。
日産中国エリアの関潤総裁は、「中国政府は新エネルギー車の普及に重視しており、他国と比べものにならないほど補助金に力を入れている。販売台数の増加に伴い、充電スタンドも増加するだろう」と話した。
日産の「リーフ」は中国で最も売れている電気自動車である。リーフは昨年、値下げと航続距離の延長により、販売台数を76%増の7547台に伸ばした。その一方で、同社は現地でしか販売しない「ヴェヌーシア」で中国の電気自動車の需要を満たす方針を決めた。
ヴェヌーシア初の電気自動車「e30」は、今年度中に発売される。日産は、大連、広州、襄陽などで協力を展開し、自社の電気自動車の魅力を高めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年5月19日