2014年ワールドカップブラジル大会
優勝が期待されて入るチーム ブラジル
総収入 40億ドル
テレビ放映権収入 17億
ドルマーケティング収入 14億ドル
ワールドカップブラジル大会は6月12日に開幕する。4年に一度のこのサッカーの祭典は、運営組織の国際サッカー連盟(FIFA)にどのような思いよらぬ収入をもたらすのか。ワールドカップブラジル大会は国際サッカー連盟に40億ドルの収入をもたらす。2010年の南アフリカ大会より66%多い。この収入の大部分がテレビ放映権とマーケティングによるものである。また、五輪を除いて、サッカーのワールドカップは収入が最も多いスポーツの祭典である。ブラジル大会は国際サッカー連盟に20億ドルの収益をもたらす。
国際サッカー連盟の大部分の収入は、テレビ放映権、及びアディダス(Adidas)、アラブ連合共和国航空(Emirates)、ソニー(Sony)、ビザ(Visa)、現代自動車(Hyundai)、コカ・コーラ(Coca―Cola)などの企業パートナーが買うマーケティング権によるものである。多くの会社がワールドカップをサポートするのは、サッカーのファンは世界各地にいるためである。
2010年南アフリカ大会の終了後に国際サッカー連盟が1年かけてまとめた報告によると、世界の9億900人が家で1分以上ワールドカップ決勝のテレビ中継を視聴した。スペイン対オランダの延長戦を20分以上視聴した人は6億1970万人に上り、32億人以上の人が1分以上ワールドカップの中継を視聴した。1試合あたりの平均視聴者数は1億8840万人に上った。
しかし、ワールカップの運営コストも高い。今回のブラジル大会に際し、国際サッカー連盟は出場する各国のサッカー協会、選手のクラブおよびクラブ保護事業に総額5億7600万ドルを支払った。これは南アフリカ大会より37%多い。この資金を最も占めるのが7000万ドルの高額賞金である。この数字は2010年より75%多く、過去最高を記録した。2014年ブラジル大会の優勝チームは3500万ドルの賞金を受け取り、グループリーグで敗退した16チームも800万ドルの賞金を獲得できる。チーム、選手の人数と試合時間を考慮すると、選手1人あたりにかかる費用は1日2800ドルに達する。
ワールドカップが経済面で成功すれば、サッカーの発展を推進することができる。国際サッカー連盟は2015年から18年までの予算を49億ドルにし、うち、2018年ロシア大会に21億5000万ドルを拠出する。49億ドルの予算のうち78%(38億ドル)はサッカーに直接投資する(プロジェクト開発、試合、管理)。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月11日