「日本スポーツ」は如何にして確固たる基盤を築いたのか

「日本スポーツ」は如何にして確固たる基盤を築いたのか。 桜はバラほどの艶やかな色をしてはいないが、咲き誇ると同じく観る人を感動させる…

タグ: 日本,スポーツ,漫画,社会

発信時間: 2014-06-19 14:49:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

桜はバラほどの艶やかな色をしてはいないが、咲き誇ると同じく観る人を感動させる。2014年サッカー女子アジア杯において、日本女子代表は準決勝で中国女子を2-1で制し、続く決勝戦ではオーストラリアを1-0で下してアジア杯初優勝を飾った。実はなでしこジャパンが王者に輝くのはこれが初めてではない。3年前のワールド杯において、日本は前回王者ドイツを制し、さらに強豪アメリカを下してアジア初のワールド杯優勝国に輝いている。

卓球は中国の「国球」ではあるが、近年の日本の成績も注目に値する。今年の卓球世界選手権女子団体戦では銀メダルを獲得し、ロンドン五輪でも同じく銀で日本卓球界に初の五輪メダル獲得をもたらしている。

「産経新聞」の報道によると、小学館集英社が未就学児から小学生の男女1004名を対象に行った「将来の夢」に関する調査では、未就学児の男の子と小学生の男女でいずれも「スポーツ選手」がトップとなった。

前述のこれらの情報は「スポーツ」というキーワードにまとめることができるが、日本のフィギュアスケートやシンクロナイズドスイミング、野球、バレーボール、体操といった日本が得意とする種目からはそれぞれの関連性をも見出すことができる。総じて言えば、日本スポーツの優位性は、確固たる社会基盤によってもたらされたものなのだ。そしてこうした局面の形成には、法的な支えや漫画による宣伝も大きな推進力となっている。

1961年に発布された「スポーツ振興法」では、スポーツは、運動競技及び身体運動であって、心身の健全な発達を図るためにされるものと定義されている。その後も「国民の健康・体力増強対策について」(1964年)や体育・スポーツの普及振興に関する基本方策(1972年)が相次いで閣議決定され、スポーツが大衆化され、政策面での保障が得られた。時代の流れとともに、法律も繰り返し整えられていった。その後さらに「21世紀に向けたスポーツ振興方策について」(1989年)、「スポーツ振興基本計画」(2000年)が前後して策定され、21世紀のスポーツの発展目標は生涯スポーツ社会の実現へと変遷を辿った。

1964年の東京五輪を記念するため、国民の祝日として「体育の日」が設けられ、あらゆるスポーツ組織、社会団体、学校と企業がこの日にスポーツに取り組むことを奨励した。元々この祝日は東京五輪が開催された10月10日と定められていたが、三連休になるよう10月の第二月曜日と改められた。日本人の生真面目な性格に加え、スポーツに法的な地位が与えられたことで、日本スポーツは大いに発展したと同時に、日本スポーツ全体の実力と世界のスポーツ界での地位が大きく向上していった。

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