フランスメディアの23日の報道によると、アメリカ海洋大気庁(NOAA)は同日、今年5月は1880年の観測以来最も暑い5月になったと発表した。
今年5月、地表と海洋の平均気温は摂氏15.54度に達し、20世紀の摂氏14.8度を0.74度上回った。NOAAは、5月としては35年連続で前世紀の平均気温を上回り、前世紀より平均気温が上回った月としては351番目となったと発表した。前回20世紀の平均気温を下回ったのは1976年の5月だったという。
今年5月、世界の大部分の地域を熱波が襲い、カザフスタン東部やインドネシア西部、オーストラリア北西部などの地域では過去最高気温を記録した。一部海盆の温度も記録を更新した。しかし、大西洋北東部や太平洋北西部および南西部、そして南アメリカの一部地域の海水の気温は往年を下回った。
NOAAは、今夏北太平洋でエルニーニョ現象が発生する確率は70%で、秋と冬は80%と予測している。エルニーニョ現象は気温や降水量に大きく影響する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年6月28日