日本の人気アニメ「ワンピース」の韓国での展示会が紆余曲折を経ている。会場となる戦争記念館はワンピースの展示を拒否したが、ソウル西部地方裁判所は18日、戦争記念館の一方的な展示取り消しは非合法で、契約内容に基づき展示するよう求める判決を下した。しかし戦争記念館は19日、開催には応じないと表明した。
戦争記念館は展示会の開幕2日前になった10日、展示を拒否することを発表した。戦争記念館は、日本の侵略の歴史を銘記し、これに反対することを目的とする戦争記念館が、旭日旗が描かれたワンピースの展示会を開けば物議を醸し、記念館の精神にそぐわないことから、展示スペースの貸し出しのキャンセルを決定したと発表した。
同決定について、今回の展示会を請け負った株式会社WAYSBEは強い不満を表明した。同社の関係者は、「マンガの旭日旗に関する物議は早くからあったが、主人公は旭日旗を持つ敵を倒しており、明らかに日本の軍国主義に反対する視点だ。マンガに旭日旗が使われたからといって、一方的に契約を反故にするとは受け入れがたい。当社はソウル西部地方裁判所に本件を告訴し、記念館に契約を履行するよう求めた」と述べた。
裁判所は18日、「この18年間連載されている長編マンガに、旭日旗に類似する図案が登場するのは極稀で、このマンガに日本軍国主義を賞賛する傾向があるとは判断できない。また旭日旗に類似する図案を用いたのは、作品中で主人公と敵対する悪役であり、旭日旗に対するマイナスイメージを示している。双方が契約書に調印する際に、展示内容がワンピースであることは明確に告知されていた。戦争記念館はマンガ全体の内容ではなく、一部のシーンを理由に展示を取り消そうとしているが、これには根拠が不足している」と判決を下した。一部の韓国人も、「展示会には旭日旗などの敏感な要素があるが、戦争記念館は契約前に問題が生じうることを認識しておくべきで、開幕目前にキャンセルすべきではない」と指摘した。韓国国内のアニメファンは、展示会の取り消しに不満を漏らしている。戦争記念館は19日、裁判所の判決に対して、「態度を改めることはなく、展示スペースの貸し出しを断り、上訴も検討する」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年7月21日
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