「路線バスで放火犯を捕まえる際には、火を持つ手を押さえ、ガソリンから遠ざける」北京公交集団で昨日午後、北京特殊警察の隊員が300人余りの運転士にテロ対策の研修を行った。隊員は放火犯を取り押さえる方法、刃物で脅された場合にハンドルを使い危機を脱する方法などを伝授した。同活動は北京市公安局などの部門による、自己防衛宣伝活動の一環だ。
ハンドルで刃物を奪取
北京青年報の記者は昨日、運転士のテロ対策の研修を取材した。説明をしやすくするために、ホールの講壇にはハンドルやカードリーダーなどが並べられ、車内の環境を再現した。特殊警察部隊のエリート隊員の張茂林氏、楊進軍氏はバス車内の環境と道具を利用し、ハンドルを使った武装解除、切符販売の女性が髪をつかまれた場合の逃げ方などの技術を伝授した。特に安全かつ効果的な放火犯の取り押さえ方を説明された運転士は、実用的だと感嘆を漏らした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年7月24日