周知の通り、謝罪は容易なことではない。特に自分にぬれぎぬを着せられた、もしくは自分に傷つけられた人と向き合い、「ごめんなさい」と言う場合はなおさらだ。多くの人は、できることならば謝罪を避けようと思う。しかし今や、謝罪はそれほど難しいことではなくなった。米サイト「odditycentral.com」は9月4日、日本でさまざまな謝罪代行会社が登場しており、多くの顧客の悩みを解消していると報じた。
これらの代行会社は社員の特殊な研修を行い、さまざまな謝罪のシチュエーションに応じたソリューションプランを提供する。例えばプロの職員が顧客の両親もしくは友人を装い、愛人に謝罪し別れさせる。出勤したくない時は、顧客の妻を装い上司から病欠をとることも可能だ。
これらの代行会社は、現地で好評を博している。顧客の4割は女性で、金銭もしくは感情的な問題を抱えている人が多い。代行会社の料金は、謝罪の難しさに応じて決められる。例えば、面と向かっての謝罪は240ドル、Eメールもしくは電話での謝罪は96ドルとなっている。また一部の会社は、1時間33ドルなど時間制の料金を設定している。料金の基準を公開しない会社もあり、電話での問い合わせが必要だ。
謝罪代行会社が提供する特殊サービスは人をだます行為であり、最も重要な人生経験を失わせることから、多くの批判を受けている。面と向かって自ら謝罪できればベストだからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年9月13日