雲南省普ジ市(プーアル市)景谷県で7日、M6.6の地震が発生した。これには、中国の人々が心を寄せているだけでなく、海外メディアも注目している。海外メディアは今回の地震について、家屋の倒壊や頻繁な余震のほか、中国が一刻を争う救助活動を展開していることも報じた。今回の地震では8日までに、1人の死亡と324人の負傷が確認された。フランスのニュースチャンネル「ユーロニュース」は、統計作業が軌道に乗れば、死傷者の数はまだ増える可能性があると伝えている。地震発生後、習近平国家主席と李克強国務院総理はそれぞれ、傷付いた民衆を全力で救助し、死傷者を何としても減らすよう指示した。
仏AFP通信の報道によると、北京時間7日午後9時49分、中国の雲南地方で強い地震が発生した。地震の規模は、中国国家地震台網の測定でM6.6、米地質調査所USGSの測定でM6.0だった。震源地は、茶葉の生産で有名な雲南省普ジ市。SNSに貼られた写真からは、家屋の多くが損壊し、壁に亀裂が入り、屋根瓦が落ちた様子がわかる。一部地方では通信網が滞っている。ドイツの経済紙「ハンデルスブラット」は、「建物全体が地震で激しく揺れ、大きな亀裂音が耳元で響いた」という現地住民の話を伝えた。地震では少なくとも1人が死亡し、324人が負傷した。